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EZP2010

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EZP2010は中華製の汎用EEPROMライタです。USBバスパワーで動作します。漢字フォントを格納したSPI接続のEEPROMを複製するために日本橋で購入しました。世間ではパソコンのマザーボードを格納しているBIOS用EEPROMのバックアップ、復元に使用している方が多いようですが、電子工作でも役に立つでしょう。価格は3000-4000円前後が多いようです。

本体

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手作り感満載の本体ですが、ZIFソケット搭載。POWERとRUNランプで動作表示、USB標準コネクタを搭載しています。内容物としては、USBケーブル、怪しいUSB電源アダプタ、SOP8/SOP16 to DIP8変換基板、怪しいCD-Rシングルが同梱されています。変換アダプタに関しては出荷時期によって内容物が異なる事があるようです。怪しいCD-Rには説明書と最新ファームウェア、ドライバ(64bit系は注意)が入っています。

仕様

  • 公式サイト と教えられたものの、内容が古いです。付属CD-Rの内容物の方が最新(購入時点でVer3.0)でした。
  • シリアルROM操作
    • 自動認識 SPI系のROMはチップIDを使って判別出来るようです
    • 供給電圧自動判別 チップによって動作電圧が異なりますが指定する必要はありません
    • 消去 チップイレース・バルクイレース機能を持つものは消去出来ます。無いものはFillコマンドで疑似消去出来ます
    • 読み出し 32Mbitまで読み出し、バイナリ形式で保存出来ます。
    • コピー 直接コピー出来ますが、変換基板付のROMでは少し窮屈でした
    • 書き込み HEX(詳細な形式不明)やバイナリ形式のファイルを読み込んで書き込みができます。オフセットも可能らしい(未確認)
    • その他 読み込んだ内容をバイナリエデタで編集出来ます。バイトスワップもエデタ上で可能
  • 対応ROM形式 非常に種類が多いのでHELP参照
    • 93系 MICROWIRE接続の小容量(1Kbit - 4Kbitぐらい)の不揮発メモリ
    • 24系 I2C接続の128bit- 1Mbit程度の不揮発メモリ 電子工作では良く使う奴
    • SPI接続系 1Kbit-32Mbit程度の比較的大容量の不揮発メモリ BIOS格納等

ドライバのインストール

WindowsXPまでの方や32bit系Windowsの方は説明書通りで多分動きます。XPで動作確認しました。以降の記述はWindows7 64bit版(Pro/Home版)のためのものです。

中華クォリティ炸裂

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付属の怪しいCD-Rにドライバは同梱されていてwin7_64bitという、もっともらしいフォルダも存在するのですが、64bit版のWindows7では、このドライバは正常に使う事が出来ません。何故ならドライバにデジタル署名されていないからです。よくよくCD-Rを調べてみると、中国語で「上手く動かない時は」「署名チェックを無効にしろ」的な解決策が載ってるのですが、製品として売るモノにこれは無いだろうということでハックです。

同梱されているドライバのプロパティを見ると元のファイル名 SiUSBXp.sys USBXpress 等が見て取れます。どうもこの業者はドライバを自分たちで書いたのではなく、リネームしてるようなのです。

USBXpressからピンと来まして、これはSilicon Laboratories社のUSB開発キットを使って作られたものに違いないと、USBXpress開発キットをインストールして、ドライバのハッシュ値を確認したところ全く同じ値です。変更されているのはinfファイルだけというヲチでした。

ここまで判明すれば、開発キットに同梱されているデジタル署名済みドライバを使わない手はありません。ドライバそのものは全く同じなのですから、EZP2010を接続した時に開発キットのドライバが使われるようにインストールするのみです。

署名済みドライバを何とか利用する場合のインストール

  • USBXpress開発キットのダウンロード
    http://www.silabs.com/products/mcu/Pages/USBXpress.aspx のDownload for Windows 2000/XP/Server2003/Vista/Win7 (v3.5.1)をダウンロードしてインストールします。

  • ドライバの抽出
    USBXpress\Driver以下を適当な場所にコピーします。

  • SiUSBXp.infの改変
    次のようにPIDを改変します。EZP2010のPIDに変更するわけですが、これは怪しいCD-RのドライバINFを見れば判明します
    [DeviceList]
    %DESCRIPTION%=DriverInstall,USB\VID_10C4&PID_F5A0
    
    [DeviceList.NTamd64]
    %DESCRIPTION%=DriverInstall,USB\VID_10C4&PID_F5A0

  • setup.iniの改変
    次のようにPIDの記述を改変します。
    [PID]
    F5A0

  • インストール
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USBXpressInstaller.exe管理者権限で実行してインストールして下さい。途中、ドライバーソフトウェアの発行元を検証できませんと警告されると思いますが、これは華麗にスルーしてインストールを選択して下さい。わざわざインストールプログラムを用意してインストールするタイプのドライバは、まだセキュリティカタログという正当性検証用のファイルが存在しないので必ず出るみたいです。

左図の様なメッセージが出たらインストールは成功です。


  • 接続確認
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ドライバのインストールが完了したらEZP2010を接続してみましょう。ポコンと音がして'USBXpress Deviceが正常にインストールされました的なメッセージが出れば成功しているはずです。デバイスマネージャを確認して左図の様に認識されているか確認してください。デバイス名がEZP2010ではありませんが、そこはまけておいて下さい^^;

ソフトウェアの起動

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ドライバのインストールと接続確認が出来たらソフトウェアを起動出来ます。怪しいCD-Rのsetupというフォルダにセットアップをする必要が無い(インストールの必要はありません)コントロールソフトウェアがあります。RAR形式で圧縮されていた気がするので解凍ソフトも用意して下さい。

解凍出来たら、適当なフォルダに配置してEZP2010.exeをクリックして起動してみましょう。

右下のUSB Link OK!があればEZP2010は認識されています。お疲れさまでした。

まずはファームウェアのアップデートを行った方が良いでしょう。ソフト自体は簡単な英語メッセージなので難しくはないです。活用しましょう^^


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Last-modified: 2013-02-01 (金) 23:50:26 (1605d)