スズメダイ科 クマノミ
スズメダイ科のクマノミ。 温帯にも適応したクマノミですが、伊豆などでは死滅回遊魚に含まれてしまうこともあるそうです。 しかし、紀伊半島では元気に繁殖し、黒ずんだ成魚から幼魚、1cmに満たない稚魚まで見られます。 クマノミは大変色彩変異が多く、一般的には、背が黒く顔から腹にかけてはオレンジ色、頭、胴、尾鰭の白い帯のですが、腹鰭、尾鰭が黄色だったり、全身真っ黒だったり、茶色ぽい胴体だったり、細かい部分では色々な種類がいます。 主な変異の原因は、住む海域と住居(イソギンチャク)によるようです。 コラム 名前の由来 2本(正確には3本)の白いバンドが特徴ですが、水中でよく見ると白いバンドに黒い縁取りがしてあって、さらに淡い蛍光ブルーが施されています。 その縁取りを歌舞伎役者の化粧「隈取り」に見立てて隈取りのある魚(古語でミ)=隈之魚、クマノミ。 また、イソギンチャクに隠れる性格から隈=入り組んだすみっこにいる魚。 尻尾が黄色がオス、白色がメス、幼魚はオスで、メスに性転換します。 (写真は7枚あります) |