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グロット

入り口  2本潜り終えた後は港に戻って昼食。
 車に乗り換えてビーチスポットのグロットに向かいます。
 グロットはナフタンとは正反対の北東方向の端っこになります。

 グロットと言えば階段です。この辺りの海岸は断崖絶壁で、とても海岸からエントリーすることは不可能な地形なのですが、海岸からすこし内に入ったところにぽっかりとすり鉢状の穴があいており、巨大なタイドプールになっています。そして、そのタイドプールと外洋とは穴でつながっているのです。
 しかし、駐車場からエントリーポイントまでは器材を背負って111段の階段を下りて行かなくては行けません。


入り口  エントリーの仕方は特殊で、タイドプールの上の岩場からジャイアントでエンリーします。岩に移るまでも大変なので注意しましょう。
 エクジットも波に乗って平らな岩の上に腹這いになって上がるという仕方をします。
 エントリーすると外洋につながる3の穴が見えます。
 進むにつれ変化する何色もの「ブルー」が見られました。
 左の写真は真ん中の穴です。ロウニンアジやカッポレなどの大型のサカナも入り込んでいますし、カスミチョウチョウウオも小さい群を作っています。


マルコバン  外にでるとマルコバンが小隊を組んで泳いでいました。左手にはクマノミの仲間が居着いています。バラクーダも居てたのですが、遙か遠くに見えたという程度でした。
 外洋はちょっと沖に出るとすぐに落ち込んでおり、中性浮力が取れていてもなんか怖かったです。周り(もちろん下も見えなくなる)に何も無くなるといやですね。



 そして、明日の早朝、カメを狙って潜ることにしたのです。が、しかし。



 早朝、まだ夜が明ける前に我々男性陣はロビーに集合。しかし、女性陣はまだロビーに降りてきていませんでした。
「そのうち降りてくるやろう」ということで、2名ほどビデオをもって女性陣の部屋に向かったのです。
 しばらくして、ロビーに降りてきたのは彼らだけだったのです。

「マジ寝てた」

 ということで、グロットについて器材を準備したころめには夜が明け始め、後から来たショップにも抜かれてしまいました。
 潜り初めてからもガイドさんが一生懸命カメを探してくれたのですが、カメさんはすでに出かけられたあとだったようです。

アカマツカサ  しかし、まだ薄暗い海中ですので夜行性のサカナたちと昼行性のサカナたちが入り交じって泳いでいました。
 でも、暗い穴ってあんまり好きになれませんでした(笑)。


バンザイクリフ  帰りにバンザイクリフの方に寄り道をすることになりました。
 この季節は見るからに潜れるようなポイントではありますが、潜れる季節に訪れたなら回遊魚狙いで潜ってみたいポイントでもあります。
 側には慰霊碑があり、サイパンがもっている過去の暗い歴史もかいま見ることができました。