第 10 章 インストール

目次
はじめに
マネージャの取得
共有ホストでの PEAR のローカルコピーのインストール
Checking if PEAR works

この章では、PEAR パッケージマネージャのインストール方法を説明します。

はじめに

PEAR をインストールする前に、 PEAR とは何なのか、 そしてなぜそれをインストールすべきなのかを理解しておくことをお勧めします。

PHP を標準インストールすると、PEAR インストールツールの実行に必要なものもすべてインストールされます。 PHP の最近のバージョンをインストールしているなら特に問題はないでしょう。 ./configure--without-pear フラグを指定してコンパイルしない限り、 PEAR の基本部分は既にインストールされています。

PHP とは別に配布されているパッケージは、 PEAR パッケージマネージャを使ってインストールします。 このマネージャは、Debian の "apt-get""yum" のようなパッケージ管理ユーティリティと同じような方法でインストールを行います。 最近のバージョン (> 4.3.0) の PHP を使用している場合は、次節を読み飛ばしてもかまいません。 ただ、PHP 4.2.* 以前のバージョンを使用している場合は、 パッケージマネージャを別途インストールする必要があります。

PEAR パッケージマネージャは、 パッケージのインストール 以外の仕事も行います。 新規パッケージの作成、インストール済みパッケージのレジストリ管理、依存性のチェックなどです。 そして、pear.php.net 上のサービスや その他 PEAR 互換のチャネルサーバ からパッケージについての情報を取得することもできます。