ダイビングフェスタ大阪

ダイビング関連の展示会ということでATCホールに見に行きました。

ダイビングフェスタ2017

ダイビングフェスタ2017


ATCというは大阪南港になるアジア太平洋トレードセンターの事ですが、地元の泉州地域から行くのは非常に不便です。鉄道としては大阪市営のニュートラムが住之江公園から接続していますが、住之江公園は大国町で四つ橋線に乗り換えなくてはならず、大国町に行くには天王寺まで出なければならず、大回りになってしまいます。堺、堺東駅からは30分に一本の割合で南海バスが片道500円で接続していますが、阪和線の堺市駅は結ばれていません。ATCの駐車料金が全日で1000円を超えないことが保証されているので往復で1000円以上掛かるとメリットがないので、自家用車で行きました。何年振りかですが、今日は大きなイベントもない模様で、特に渋滞もなくATC第二駐車場にIn。

当日券は1000円。

カシオの水中会話装置

カシオの水中会話装置

ダイビング中は会話が出来ないという不便さを超音波に変換して会話を可能にしたカシオの装置。しゃべらなくて良いのがダイビングのメリットとも言えるけれど、フルフェイスマスクの様な特別な装備をしなくてもよく、骨伝導を使ってレギュレータを咥えたままで会話を可能にしている。光通信系と違って超音波を使っているので多少向きがずれても会話が途切れない。

室内にビニルプールを置いて体験ダイビングを抽選で行っていた。簡易プールなので水深も大きさも取れないが、水中ロボットのデモを兼ねた展示で水中の様子を映していた。ドライスーツなら服のまま潜れてしまう(実際には制約がある)という過剰な宣伝文句が、この時ばかりは生きているようである。「楽しすぎてプールから上がれないようです」という司会には、重すぎて水中から上がれない事の見事な言い換えだなって思ったりする。

越前海岸ダイビングセンターLOG

越前海岸ダイビングセンターLOG

現地サービスの中では越前海岸のダイビングセンターLOGが力を入れていた。ダイブスポットの実体模型は他のサービスでは見たことが無いので斬新。日本海側は夏から秋にかけては、日本の魚らしい魚や生物が魅力的だった記憶があるので悪くない。渋滞知らずってのはどうかわからないが。

お馴染みのの串本系のショップも出していたが、年会費を取って週末の串本へ送迎を無制限に使える(もちろん現地で消費させる)というものを知る。送迎無料と言いつつ一種の白タク行為だろうが、SAでよく見かけるショップ名ってのはこういうものだろう。家の前まで迎えに来てくれるわけでもないので、自分でドライブする方がよい。油断するとケツの毛まで抜かれる趣味なので、金銭的関係は緩やかにしている方が長続きします。

販売系のコーナーは上記の理由でスルーしつつ、ポツンと唯一学術系の展示がサンゴの再生研究というもの。

関西大学の環境材料研究室の展示で、環境エネルギーで発電して、人工物(モルタル)の上にたんぱく質の膜をコーティングさせ、人工物の骨格の上にサンゴのポリープを定着させて再生を促すという研究。最初は電気刺激による増殖促進かなと思っていたけれど、違うみたい。細胞が増殖するには基質が必要(不要なものが癌細胞)で、基質になるたんぱく質を環境中から電気で吸着させて人工物に足場を作る。なるほどと。
実証実験は、これから行うそうです。この展示会で一番面白かった。本質的にこう言う技術的会話は大好きです。本来の研究テーマはインプラントに使うような金属の研究だそうで、金属の電気抵抗とかも測りますねんということで、弊社製品の宣伝もしておきました。

関大ブースの横には水中清掃活動のコーナーが。ゴミを捨てるのは主に釣り人なんですよね。本職も含めて。ゴミは捨てないように、自分たちに帰ってきます。

最後はATC内のラーメン屋で昼食を取って帰宅。ラーメン屋に駐車券を出すと一時間(実質400円)の無料券をくれるので、駐車料金も400円だけで済みました。他の店だと3k以上の買い物で貰える券なのでコストパフォーマンスの高いラーメン屋です。しかしながら、ラーメン屋の入っている三階の食堂街は閉鎖した店舗も多いです。

おまけ

さんふらわぁ あいぼり

さんふらわぁ あいぼり

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