一次側電流測定冶具

ACDCコンバータの評価や定電圧電源装置を作成した時にAC100V側の消費電流を測定したい場合があります。またAC側は大電力ですので手元でブレーカ兼スイッチを操作出来た方が異常を発見した時に素早く電源を断する事ができます。ということで一次側電流測定冶具を作ってみます。

先ずは配置検討をします。何かに使っていたプラ板の切れ端100x100mmがありましたので、それに乗るようにブレーカと端子台とコンセントを配置します。配置が決まったらケガいてドリルで穴を開けて配線です。100Vですので配線は1.25sq、端子台は圧着端子と絶縁キャップを使って危険の無いように配線します。

完成した状態です。電流測定部分は普段は短絡しておきます。電流を測りたい場合は、ここにクランプメーターを挟み込むか電流計を接続します。

共立で売られていたジャンク交流電流計を接続して半田コテの電流を測っているところです。ジャンク=校正されていないという意味なので、電流計としてちゃんと動作しています。水スポンジで擦ったりすると小手先が冷えて温度回復のために電流が増える、という現象が観測できました。

ACDCコンバータの二次側に負荷抵抗を接続し、測定しているところです。二次側の電流は超精密抵抗冶具0.1Ωで電圧に変換して測定しています。あまり効率のよいACDCコンバータではないようですが、廃番の中古品なのでヨシとします。

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