和歌山県串本町の高浜海岸で見慣れぬ顔の魚が発見、回収されたという各社報道がありました。
発見されたのは、セジロクマノミ、カクレクマノミと、センジュイソギンチャク。串本海中公園に隣接する高浜海岸で2017年6月15日ダイバーが波打ち際の海底に、イソギンチャクと泳いでいる2種類のクマノミを発見し、串本海中公園のスタッフが回収したとのこと。セジロクマノミもカクレクマノミも今のところ自然に串本まで辿りついた例は無く、近くに水槽用の人工物もあったことから業者か買いきれなくなった一般人が捨ててしまったとみられている。回収されたクマノミは串本海中公園は「当地の海に住まない種類は展示しない」ポリシーなので、近くのエビとカニの水族館に引き取られて展示されるとのこと。
死滅回遊魚として自然に流されてきたのなら、凄い(そしてヤバい、地球温暖化が)のですが、どうも捨ててしまったようで、このままでも真冬の低水温に耐えられず死ぬか、台風に吹き飛ぶか、なんせクマノミ類は住むイソギンチャクが死んでしまうと暮らしていけないので、個体にとっても残酷なことですし、環境にどういう影響があるかわかりません。こういう行為は現に慎まなければなりません。
朝日新聞様、ありがとうございます。
和歌山)いないはずのクマノミを海で回収 串本海中公園:朝日新聞デジタル https://t.co/Eeid7nrRFx— 和歌山・串本海中公園 (@KushimotoMP) 2017年7月20日
串本海中公園の記事 第235回 50年以上先の話